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2015.03.18 Wednesday

Man with few things

やっとこさ去年の5月のNYから始まったツアーがこの1月のオーストラリアにて終了し、
久々にブログをやろう!という気が出まして、というかこの人の事をずーっと伝えたかったのです。

この人とはブランドン君のことで、去年の5月にpatagonia presentsのDamnationツアーでNYにて
友達を通じて紹介してもらい、初対面にも関わらず、料理をすることを条件に私を2週間も滞在させてくれた方です。

NY到着のその夜に知り合いのオープニングにて合流をして、そこから彼のお宅へ向かいました。
どの辺のどんなところに住んでいるのかな〜とか想いながら歩いていると、
なんとブルックリンのウイリアムスバーグブリッジのたもと、Mallows & Sonsまで歩いて鼻の先ではないですか!!!
部屋は天井は高いし、ブリックウォールでなんともニューヨーカーらしい部屋!!!
こんなとこに住むんだから、そりゃあ〜金もちなんだろうなあ〜と勝手に創造。
なのでその創造が質問になっていき、

何やってるのと聞くと、以前はIT系の会社のしゃっちょさんだったが、売上げ売上げで気がおかしくなり、
人の気持ちがわかるペースで、人の為に成ることをやりたくなり、突然会社をやめて、貯金を使って
腕時計型の放射能測定器を研究開発している博士をサポートしながら生活をしているとのコト。
測定器が小型で持ち運び出来るサイズになれば、みんなが危険を感じ取れるようになるんだよ!って
熱く語るブランドン。

ピンポーンと鳴り、ブランドンがドアへ
どうやら隣人の方らしく、何やらブランドンがキッチンからグラスのセットを手渡している様子。
隣人は本当にもらっちゃっていいの?って
ブランドンは俺はいらないから持って行ってよって。

戻って来てどうしたのって聞いたら、使わないグラスをあげたんだよって。
もうモノに興味がないからと。
じゃあこのソファーとかTVとか観葉植物とかは?
ここに最初から全て置いてかれていた物で、自分が来たときは仕事で使うデスク用のイス1つで
引っ越してきたんだよって。
TVはただのオブジェになっているから売ろうとおもったんだけど、たいしたお金にならないから、
だったらTVが欲しい人に出会った時にあげれるようにおいといているんだって。

調味料も塩と胡椒とオリーブオイルだけだし、
鍋のふたも1つしかないから、米炊くのも、みそ汁にふたするのも大変だったし、
グラスは3つぐらいしか残ってないし、
冷蔵庫はコーヒー豆だけで、あとは肉の冷凍したものが沢山あるだけで、
それ以外は本当に物がない!

部屋を見回すとニューヨーカーなのにアートも飾ってないし、壁にあるのは鹿の角つき骸骨と
なんとも殺風景な部屋だな〜と想っていました。

料理担当なので、毎晩ご飯をつくっていたのですが、基本は鍋で米炊いて、みそ汁つくって、
ステーキ肉だけは冷凍庫にパンパンに入っているので、その肉を焼いて食べていました。
その肉を焼くときに、その肉を洗いだしたので、
なんで肉を洗うんだ?って聞いてみました。

すると
自分は8歳の時からコロラドの山の中で冬になるとおじいちゃんに連れられてハンティングをしていて、
野生の肉は洗わないと食べれないからその癖で肉という肉を洗っちゃうんだよねって。
若いときは山の中で動くもの全てを撃ち殺して遊んでしまい、命を粗末にしてしまっていたけど、
近年は弾を1つだけもって、心臓をめがけて一発で仕留めて、自分が食べる分の肉を得ているんだと。

去年の冬は60年以上狩猟をしてきたおじいちゃんでも今まで出会うことがなかった
馬鹿でかいエルク(鹿とムースの間の鹿のこと)を
1人で山に入り仕留めたんだ!って、雪の降る山の中で、8時間かけて1人でエルクを血だらけになりながら切り分けて、
馬にその切り分けた肉を載せる車を引かせて下山したんだよって。

その瞬間、謎が解けたのです。

えーーーーーーーっ
じゃあ、この何にも無い部屋に唯一ある大量に冷凍されている肉とか、
この殺風景な部屋に飾ってある鹿の角付きガイコツがそーなのーお!!!

その瞬間です。
何にも無いけど、すべてがここにある。っと感じたのです。

人生は受動的で、日々起こる事に振り回されるが、
どういう風に生きるのかという事は、
自分が唯一決める事ができる態度なのだ!

少ない貯金を食いつぶして、自分の信念に基づいて生きる決心をし、
都会の雑踏の中で、一点を見つめ、すべてを削ぎ落とし、自身の価値観と態度でこのニューヨークで
日々切磋琢磨して夢に向かっているニューヨーカー、ブランドンでした。




 
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