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2012.05.31 Thursday

day 15

この日は天気の良い朝だった。

ウッドストックで作った板を取りにパークスロープのエドガーの家に向かう。

シティーでのエドガーは森の中とは違い、いつも携帯を片手に仕事をこなしていた。

庭にインストールされているディッビットエリスの巨大なペインティングをクレーンを使って運び出す指示を終わると、自分が待つオフィスになんて日だという顔をして入ってきた。
昼には真夏の暑さになり、いっそう疲れが出ているように思えた。

自分達が一緒に作り出した板を乗せ、
車でRoのスタジオに向かう。

スタジオで板を渡し、明日のサーフィンに行く時間を決めエドガーとは別れた。

Roに10月のグループショウで作るコラボレーションサーフボードに入れる作品を描いてもらい、それをフィルミングする。

ひょんなことから互いの結婚生活などの話になり、最終的にオネスティーの話になる。

この夜は滞在先のジェニー宅にて仲間が集まり食事をする事になっていたため、時間を守って帰ると決めていたから、その項を伝え家路へとつく。

途中ビールが飲みたくなったため、家から2ブロック先にあるデリでビールとジェニーに頼まれていたワインを冷やすためのアイスを一つ多めに購入し戻る。

エレベーターを降り、すぐ目の前のドアの鍵をあけると先客が来ているようだ。

ビールと氷を持ってベランダに出るとアジア人と白人がジェニーと談笑している。

ナオミです と自己紹介をして
アキムと握手をする。
彼はアーティストで
ジャーマーニーから来て明日帰ると言う。前回の時にジェニーの家に泊まらせてもらっていたそうで、お礼にチャイナタウンで蟹とエビを購入してきてくれていた。

料理をしているアキムに名前の由来を聞くと、彼はこう答えた。

自分は小さい時に一人でベトナムからジャーマーニーに来て育てられた。
その時に過去を捨てる為、自分の気に入っていたキムを名乗ったんだ。
キムというポピュラーネームはそこではヨアキムで、そこからアキムという名前にしたんだ と。

エネルギーに溢れ、とてもピュアで前向きな人柄に思えた。

彼の作ってくれた料理を平らげ、次に会う時はもっとアートの話をする事を別れ際に誓う。

他の仲間も帰りだし、片付けが終ってジェニーとベランダで一服をしているとアキムの話になった。

自分がそう感じた事を話すとジェニーは教えてくれた。

彼は本当の自分の名前も生年月日もわからないんだと。
過去がない彼には今という瞬間がとても大事でリアルなのだと。
今というリアルを信じ、未来を創りだしているオネスティーが彼から放たれていた。

今を強烈に掴む。
それは過去を変える力になり、未来がみえてくること。

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